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ゲーム「鋼の錬金術師1~3」を語る

~はじめに~

今回ご紹介するのは、大人気マンガ「鋼の錬金術師」のゲームである。鋼の錬金術師関連では数多くのタイトルが発売されているが、本記事では、私が熱中していた1「翔べない天使」、2「赤きエリクシルの悪魔」、3「神を継ぐ少女」の3作品について語っていきたいと思う。

 

            

 

 

 

 

 

 

 

鋼の錬金術師1~3発売年表

 

鋼の錬金術師 翔べない天使PS2, 2003)

鋼の錬金術師2 赤きエリクシルの悪魔PS2, 2004)

鋼の錬金術師3 神を継ぐ少女PS2, 2005)

 

 

 

 

 

 

 

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鋼の錬金術師-翔べない天使-

鋼の錬金術師の記念すべきゲーム1作目である。原作で言うと、リゼンブールで機械鎧を調整後、セントラルに向かう途中に挿入される話となる。原作マンガに引けを取らない素晴らしいストーリーだけでなく、高いアクション性(バトルシステム)が特徴となっている。プレーヤーは基本的にエドを操作し、拳による肉弾戦周囲の物を錬成して作った武器(剣・槍など)や兵器(大砲)などを使って敵を攻撃する。時にはAIが操作するアルに指示を出して協力プレイすることもある。マンガ原作のゲームとあって、戦闘システムにはそれほど期待していなかったが、適度な難易度と高い自由性があり非常にゲームとして完成していると感じたことを覚えている。ストーリーは悪を倒す王道的な流れながらも、ハガレン特有のダークな(全てがハッピーではない)部分もあり、ありふれたRPGとはひと味違うハガレンらしい仕上がりとなっている。

 

 

 

 

 

 

 

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鋼の錬金術師-赤きエリクシルの悪魔-

前作に続く2作品目である。前作とは異なりサイドストーリーではなく、原作のリオール編から異なる方向へと展開するオリジナルストーリーである。前作と同様にダークで奥深いストーリー完成度の高い戦闘システムとなっている。要所要所に挿入されるムービーの完成度も高く、原作ファンであればぜひ一度見ておきたい。本作では、ストーリー中で強敵「スカー」と対戦することができ、負けイベではありますが勝つこともでき、何度も繰り返し挑戦した記憶がある。また、猫好きのアルがネコを収集するというやりこみ要素も本作から始まり、ストーリーを進めながら猫を探すのも中々大変だが楽しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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鋼の錬金術師-神を継ぐ少女-

前作に続く3作目である。シリーズの中で私が最もやりこんだ作品だ。本作は、ホムンクルスとの攻防後、マスタング大佐からの情報を基にある町を訪れたというサイドストーリーになっている。1・2と同様に高いストーリー性・バトルシステムは言わずもがな。これまではエドをメインにコントロールすることが多かったが、本作ではあるに切り替えて操作することが可能で、同じ材料でもエドかアルかによって錬成物が変わったり、別々の道をそれぞれの得意分野(アルは炎が効かないエド狭いところを通れるなど)を活かして進み攻略していったりする必要があり、これまでの作品より難易度・自由度共に高くなっている。梯子から梯子に飛び移ったり、動く的を狙ったり、これまでの2作品も難易度は中々高めだったが、本作はRPGが苦手な方は中々苦労するほどの難易度で、本格RPGが好きな方でも十分楽しめるものとなっている。前作同様、アルによるネココレクションも存在するため猫探しにも奔走することになり、猫探しにかなりの時間を費やすこととなる(だが楽しい)。やりこみ要素としては他にも、特殊なアイテムを使うことでレベルが上がらなくなり、レベル1の状態でクリアすることで特別報酬が得られたり、チート的な能力が得られる隠しアイテムがあったり、超強敵であるブラットレイ大総統と戦闘することができる。そして何より、ホーム画面から「タッグバトル」を選択することで、1P+2Pで様々なバトル(ステージや搭乗する敵が違う)を楽しむことができる。特に最高難易度の「ハガレンタッグマッチ」では、本作に登場する様々な敵とバトルすることができ、最後に対戦するエド+アルは、あり得ないほどの強敵だが、倒すと特別なアイテムを入手することができるため、数え切れないほど挑戦したものだ。最後に、本作もう一つの魅力は主題歌「悲しみのキズ」。大総統戦の時のBGMにもなっており、聞くだけで今でも当時のバトルを思い出す。素晴らしい曲なので、ゲームに興味が無い方もぜひ聴いてみてほしい。

 

 

 

 

 

 

 

~終わりに~

まだまだ語り切れていない(忘れてしまっている)部分も多々あるが、1~3を通して全て素晴らしいストーリー・バトルシステムとなっている事は間違いない。原作ファンはもちろん、RPGファンにもぜひプレイしていただきたい作品である。残念なことに移植はされていないため、PS2でしかプレイできないが可能な方はぜひ。無理な方はノベルズが出ているので、そちらでストーリーのすばらしさだけでもぜひ知っていただきたい。

 

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