おもしろいゲーム・推理小説紹介

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◯初めての方にお勧めの記事!

ゲーム「STEINS;GATE ELITE」を語る

~はじめに~

今回ご紹介するのは、「STEINS;GATE ELITE」である。本作品は2009年に発売されたテキストアドベンチャーゲームSTEINS;GATE」を、2011年に2クールに渡って放送されたアニメの素材を再活用してリメイクされたものである。もしかするとゲームはしたことはないがアニメは見たことがあるという方も多いかもしれない。そういった方にぜひ本記事を読んでいただき、ゲームの方もプレイしてみていただきたい。

 

                                                    

 

 

 

 

 

 

 

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~あらすじ~

現代の日本、秋葉原。主人公の中二病の大学生・岡部倫太郎(自称・鳳凰院凶真)は、「未来ガジェット研究所」という小さなサークルで、ラボメンの仲間達と奇妙な発明品を作っていた。彼が偶然にもタイムマシンを発明し、世界の行方を左右する、まさに中二病的展開に巻き込まれていくとは、この時はまだ夢にも思っていなかった。

 

 

 

 

 

 

STEINS;GATE ELITEの魅力~

 

①数多の伏線、緻密なプロット、終盤の収束

まずこのゲーム最大の魅力であるストーリーについて述べる。ストーリーのすばらしさに関しては、アニメを見た方で共感いただける方も多いだろう。物語前半は、正直良く意味が分からないことや、どうでも良いと思われるやり取りが続くが、実はそれらのほとんど全てが伏線になっており、終盤にかけてそれらが一気に回収され、収束していく様は見事としか言いようが無い。前半の他愛もないやり取りが全て伏線だったと気付いたとき、戻ってもう一度プレイしてみたくなってしまう。前半がだるくてゲームやアニメを止めてしまった方は、ぜひ頑張って最後まで堪能していただきたい。

 

 

②マルチエンディング

本作品は、テキストアドベンチャーゲームであり、作中に何度か登場する選択肢によって物語の展開・終末が異なってくる。全て正解の選択肢を選んだ末に訪れるトゥルーエンド以外に、5つのエンディングが用意されており、それぞれアニメでは描かれていない展開を見ることができるため、アニメファンは必見である。正直初見で攻略情報無しにトゥルーエンドに辿り着くのは至難の業なので、攻略サイトを見ながらぜひ全てのエンドを堪能してみていただきたい。

 

 

 ③アニメを見た方はより楽しめる!

本作品は、アニメで使用した素材を再利用してゲームをつくる「フルアニADV」と呼ばれる作り方をしており、アニメと同じ綺麗な絵をゲーム中で楽しむことができる。また、前述のトゥルーエンド以外のエンディング用に新規にアニメが追加されており、アニメファンはより楽しめる設定になっている。また、エンディングに関連する選択肢以外にも、アニメでは見られないメールの内容を見られたり、アニメでは描かれていないシーンが描かれていたりなど、アニメファン必見のシーンが目白押しだ。アニメは見たけどテキストアドベンチャーはやったことがない・苦手だという方も、アニメ感覚で気軽に楽しんでいただける。

 

 

④難解な専門用語

本作品ではタイムマシンが登場するだけあって、様々な物理学用語が登場する。それらは別に理解できなくとも問題は無いのだが、それらをネットで調べて理解することで、より物語を楽しむことができると思う。中二病の主人公ではないが、こういう専門用語が出てきたら調べずにはいられない方も多くいらっしゃるはず。そういった方がまとめたサイトを見ていただくとより分かりやすいかもしれない。

 

 

 

~終わりに~

STEINS;GATEは、ゲームが原作だがアニメの法外明度が高いゲームとなっており、ゲーム見プレイの方も多くいると思う。アクションやRPGとは異なるテキストアドベンチャーというジャンルと言うこともあって、中々手を出せずにいる方も多くいると思うが、本記事を読んで少しでも興味が湧いたらぜひプレイしてみていただきたい。

steinsgate.jp

 

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