おもしろいゲーム・推理小説紹介

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推理小説、マンガ、ゲームなどの解説・感想

◯初めての方にお勧めの記事!

ゲーム「ラジアータストーリーズ(RADIATA STORIES)」を語る

~はじめに~

今回ご紹介するのは、ヴァルキリープロファイルスターオーシャンに並ぶトライエースが産んだ名作ゲーム「ラジアータストーリーズである。2005年にPS2で発売されたこのゲームは、現在までリメイク等の作成は発表されていないため、現在の環境ではプレイしにくいのだが、紹介しないのは惜しい名作なのでご紹介していきたいと思う。

 

                                        

 

 

 

 

 

 ラジアータ ストーリーズ

~あらすじ~

人間と妖精が共存する世界。人間の王国『ラジアータ』。騎士を目指す少年ジャックと、騎士となることを義務付けられた少女リドリーはそこで出会う。王国騎士団となった彼らを待ち受けるのは人間と妖精の戦争。破滅へと向かう世界。少年と少女はまだ、自らの運命を知らない…

(スクエアエニックス公式サイトより引用 ラジアータ ストーリーズ | SQUARE ENIX

 

 

 

 

 

 

ラジアータストーリーズの魅力~

 

①数え切れない数の仲間達!

このゲームでは、メインで登場する主人公・ジャック、ヒロイン・リドリー、団長・ガンツの他に総勢150以上のキャラクターを仲間にすることができる。その多くはストーリーに一切絡むことのないキャラクターなのだが、それぞれに特徴的なスキルや技が設定されている。強いキャラほど仲間にする条件がキツイ傾向にあり、最強クラスのキャラとなると、他のキャラをコンプリートしないと仲間にできない者もいる。数え切れない選択肢の中から自分だけのパーティーを作り、物語を進めていくのはこのゲームの醍醐味である。

 

②究極の選択!人間を助けるか、妖精を助けるか。

ゲーム中盤、主人公・ジャックは、人間と共に妖精を倒すか、妖精側に付き人間と戦うかという究極の選択を迫られる。この選択により、これまで仲間だった人間達、もしくは妖精たちと殺し合わなければならなくなり、ジャックは葛藤を抱えながらも自分の選んだ道を突き進み、衝撃のラストへと繋がっていくのである。どちらを選んでもオールハッピーエンドは訪れないこの選択故に、俗に「鬱ゲー」と言われており、初めてプレイする多くのプレイヤーが頭を抱えることになるだろう。どちらを選ぶかによってその後のシナリオが全く異なってくるため、ぜひ両方プレイしていただきたい。ちなみに、人間編を選ぶか妖精編を選ぶかによって仲間にできるキャラクターも大きく制限されるため、慎重に選択する必要がある。

 

③タイムスケジュールシステム

このゲームでは、ゲーム内時間が設定されており、各キャラクターが時間に沿って毎日を過ごしている。今でこそそんなに珍しくないこのシステムだが、当時は割と珍しく新鮮に感じたことを覚えている。ストーリーを進めるために特定の時間に行動を起こす必要があったり、夜にしか表れないキャラクターは夜行動しないと仲間にすることはできなかったりと、時間を気にしながらプレイする必要がある。

 

トライエース恒例!ネタ要素・クリア後のお楽しみ

ラジアータストーリーズは、鬱ゲーと呼ばれるほどラストは救いのない暗い物語となっているのだが、物語前半は全くそのようなことを感じさせないようにギャグ満載のストーリーになっている(だからこそ後半の展開が衝撃的となる)。また、ネタ要素として私がお気に入りだったのが、特定のタイミングである相手実をゲットすることで、主人公の容姿がスターオーシャン3の主人公・フェイトの姿になり、以降戦闘中だろうがイベント中だろうがフェイトの姿で物語が進むという悪ふざけ以外の何物でも無いネタである。そしてクリア後は、トライエース恒例のボリューム満点のエクストラダンジョンが待っており、難解な謎解きや本編ガン無視のネタ、トライエース他作品の登場キャラクターを仲間にしたりなど、本編顔負けのやりこみ要素を用意してくれている。本編だけで満足されずぜひクリア後のお楽しみもお楽しみ頂きたい。

 

 

 

 

 

~終わりに~

非常に完成度・満足度が高かったラジアータストーリーズであるが、後半の鬱展開が賛否両論を呼び、好きな人はすごく好きだが多くの人に受ける作品とはならなかった。そのためもあってか現在までにリメイクの製作は決まっておらず、中々環境的にプレイできないと思われるが、名作なのは間違いないためもしできる方がいればぜひプレイしてみていただきたい。一応マンガ化もされているため、どうしても気になる方は下記リンクより読んで見ると良いかもしれない(ゲームとはまた違ったよさがある)。

 

 

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ラジアータストーリーズ マンガ

 

 

 

 

 

ゲーム「鋼の錬金術師1~3」を語る

~はじめに~

今回ご紹介するのは、大人気マンガ「鋼の錬金術師」のゲームである。鋼の錬金術師関連では数多くのタイトルが発売されているが、本記事では、私が熱中していた1「翔べない天使」、2「赤きエリクシルの悪魔」、3「神を継ぐ少女」の3作品について語っていきたいと思う。

 

            

 

 

 

 

 

 

 

鋼の錬金術師1~3発売年表

 

鋼の錬金術師 翔べない天使PS2, 2003)

鋼の錬金術師2 赤きエリクシルの悪魔PS2, 2004)

鋼の錬金術師3 神を継ぐ少女PS2, 2005)

 

 

 

 

 

 

 

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鋼の錬金術師-翔べない天使-

鋼の錬金術師の記念すべきゲーム1作目である。原作で言うと、リゼンブールで機械鎧を調整後、セントラルに向かう途中に挿入される話となる。原作マンガに引けを取らない素晴らしいストーリーだけでなく、高いアクション性(バトルシステム)が特徴となっている。プレーヤーは基本的にエドを操作し、拳による肉弾戦周囲の物を錬成して作った武器(剣・槍など)や兵器(大砲)などを使って敵を攻撃する。時にはAIが操作するアルに指示を出して協力プレイすることもある。マンガ原作のゲームとあって、戦闘システムにはそれほど期待していなかったが、適度な難易度と高い自由性があり非常にゲームとして完成していると感じたことを覚えている。ストーリーは悪を倒す王道的な流れながらも、ハガレン特有のダークな(全てがハッピーではない)部分もあり、ありふれたRPGとはひと味違うハガレンらしい仕上がりとなっている。

 

 

 

 

 

 

 

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鋼の錬金術師-赤きエリクシルの悪魔-

前作に続く2作品目である。前作とは異なりサイドストーリーではなく、原作のリオール編から異なる方向へと展開するオリジナルストーリーである。前作と同様にダークで奥深いストーリー完成度の高い戦闘システムとなっている。要所要所に挿入されるムービーの完成度も高く、原作ファンであればぜひ一度見ておきたい。本作では、ストーリー中で強敵「スカー」と対戦することができ、負けイベではありますが勝つこともでき、何度も繰り返し挑戦した記憶がある。また、猫好きのアルがネコを収集するというやりこみ要素も本作から始まり、ストーリーを進めながら猫を探すのも中々大変だが楽しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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鋼の錬金術師-神を継ぐ少女-

前作に続く3作目である。シリーズの中で私が最もやりこんだ作品だ。本作は、ホムンクルスとの攻防後、マスタング大佐からの情報を基にある町を訪れたというサイドストーリーになっている。1・2と同様に高いストーリー性・バトルシステムは言わずもがな。これまではエドをメインにコントロールすることが多かったが、本作ではあるに切り替えて操作することが可能で、同じ材料でもエドかアルかによって錬成物が変わったり、別々の道をそれぞれの得意分野(アルは炎が効かないエド狭いところを通れるなど)を活かして進み攻略していったりする必要があり、これまでの作品より難易度・自由度共に高くなっている。梯子から梯子に飛び移ったり、動く的を狙ったり、これまでの2作品も難易度は中々高めだったが、本作はRPGが苦手な方は中々苦労するほどの難易度で、本格RPGが好きな方でも十分楽しめるものとなっている。前作同様、アルによるネココレクションも存在するため猫探しにも奔走することになり、猫探しにかなりの時間を費やすこととなる(だが楽しい)。やりこみ要素としては他にも、特殊なアイテムを使うことでレベルが上がらなくなり、レベル1の状態でクリアすることで特別報酬が得られたり、チート的な能力が得られる隠しアイテムがあったり、超強敵であるブラットレイ大総統と戦闘することができる。そして何より、ホーム画面から「タッグバトル」を選択することで、1P+2Pで様々なバトル(ステージや搭乗する敵が違う)を楽しむことができる。特に最高難易度の「ハガレンタッグマッチ」では、本作に登場する様々な敵とバトルすることができ、最後に対戦するエド+アルは、あり得ないほどの強敵だが、倒すと特別なアイテムを入手することができるため、数え切れないほど挑戦したものだ。最後に、本作もう一つの魅力は主題歌「悲しみのキズ」。大総統戦の時のBGMにもなっており、聞くだけで今でも当時のバトルを思い出す。素晴らしい曲なので、ゲームに興味が無い方もぜひ聴いてみてほしい。

 

 

 

 

 

 

 

~終わりに~

まだまだ語り切れていない(忘れてしまっている)部分も多々あるが、1~3を通して全て素晴らしいストーリー・バトルシステムとなっている事は間違いない。原作ファンはもちろん、RPGファンにもぜひプレイしていただきたい作品である。残念なことに移植はされていないため、PS2でしかプレイできないが可能な方はぜひ。無理な方はノベルズが出ているので、そちらでストーリーのすばらしさだけでもぜひ知っていただきたい。

 

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(4・5周目)ゲーム「NieR Replicant ver.1.22474487139...」を語る(ネタバレ注意)

~はじめに~

本日は、「NieR Replicant ver.1.22474487139...」4・5周目をクリアしたため、概要と感想を述べようと思う。

 

            

 

 

 

 

 

 

 

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◯4周目(Dエンディング)

3周目の最後の選択肢で、自分の全てと引き替えにカイネを助けることを選択。その結果、全てのセーブデータが失われ、周りの人からも自分の存在した記憶が消える代わりにカイネが生き返った。生き返ったカイネは何か忘れているような気はしながらも思い出せず、カイネに助けられたと思っているヨナと日常に戻っていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

◯5周目(Eエンディング)

Dエンディングでセーブデータが全て消えたため、New Gameを選択。物語を進めていくと、崖の村でのボスとの闘いで倒れたカイネを、主人公が呼び起こすシーンに。1周目では少年期の主人公に呼び起こされて生きていくことを決意するのだが、今回はそのまま意識が飲まれ、Dエンディング後の世界へ。今見ていたことは夢だと思っているが涙を流している。カイネをコントロールして魔物を殺していると、神話の森で何かが起こっている模様。行ってみると最深部の樹からロボットが出現し村人は全滅していた。樹の穴には行っていくと、そこは膨大な記憶が保存されているサーバーだった。サーバーはレプリカント体を管理し、カイネのことも知っていた。カイネを試し、殺そうとするが、カイネは駆け付けたエミールや黒の書の力を借りて敵を倒し、主人公の記憶を思い出すことに成功。同時に、消えたセーブデータも復活。主人公は生き返り、カイネ達は再び一緒に生きていくことを決意する。

このエンドはリメイク版で新たに追加された(設定としてはあったがゲーム内ではなかった)新たなエンディングとのこと。セーブデータも戻り、ハッピーエンドとなるが、個人的にはDエンドまでで完結した方が、鬱ゲーとしては締まりが良かった気もする。

 

 

 

 

 

 

~最後に~

最後までプレイした感想として、1つのゲームとしては非常に満足度の高いゲームと言えた。ストーリーや戦闘システム、ビジュアルなど多くの面で近年まれに見る良作ゲームだったと思う。わがままを言えば、主人公以外(Eエンドではカイネを操作できるが)もプレイアブル化されていれば多様性が増しもっと良かったようにも思う。

今後は、まだクリアしていないクエストやトロフィーを取ってみたいと思う。アプリゲームが主流となりつつある中で、コンシューマー型ゲームを発売し続けて下さっているゲーム開発に携わる方々に感謝申し上げたい。

 

 

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~はじめに~

本日は、「NieR Replicant ver.1.22474487139...」の3周目をクリアしたため、概要と感想を述べようと思う。

 

                

 

 

 

 

 

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◯1周目・2周目との変更点

今回は、途中は大きな変更点はなく、ポポル・デポルの会話が数回新たに聴けるようになる程度だった。最後に、マモノが暴走したカイネとの戦闘となり、勝利すると、カイネにとどめを刺すか、自分の存在と引き替えに助けるか選択を迫られた。今回はとどめを刺した結果、Cエンディングとなった。もう一方の選択をすることでDエンディングとなる。

 

 

 

 

~最後に~

Cエンディングの条件である武器収集100%は、武器屋で武器を買うとすぐ達成できたため、3周目はスピードクリアとなった。4周目もおそらくすぐクリアできるだろう。エンディングは、DとEが残っており、後2周ほどすることになるだろう。1つのゲームで何回も楽しめて、満足感は高いゲームと言える。クリアでき次第、このブログで感想を述べたいと思う。

 

 

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(2周目)ゲーム「NieR Replicant ver.1.22474487139...」を語る(ネタバレ注意)

~はじめに~

本日は、「NieR Replicant ver.1.22474487139...」の2周目をクリアしたため、概要と感想を述べようと思う。

 

 

            

 

 

 

 

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①1周目との変更点

まず物語は、カイネの石化を解く場面から再開する。従って、青年期からの再開となり、少年期の頃のクエストなどはクリアできなくなるため注意が必要。そして、1周目ではなかった、カイネの過去の記憶(なぜ魔物憑きとなったのか)を見ることができる。最も大きな変更点は、これまで敵だったマモノ達の言葉を字幕で読むことができるようになる点だ。これまでマモノはただの倒すべき敵であったが、1周目の最後でマモノとは過去に滅びかけた人間達が生き残るために取った手段「ゲシュタルト計画」によって生まれた人間の魂のなれの果て「ゲシュタルト」であり、主人公達こそがゲシュタルト体の器として作られた「レプリカント」であることが明らかになっていた。その背景と共に、魔物達の会話を聞くと、何が正しいのか、どちらが正義なのかを問われることとなる。主人公はひたすらマモノは悪であり殺すべきだとしているが、マモノの中には、争いを好まず害をなさない者や、人間との共存を望む者もおり、それらの悲痛な声を聞きながら、プレイヤーは魔物を殺していくこことなる。

 

 

 

 

②エンディング

2周目のエンディングはBエンディング(1周目はAエンディング)とされ、セーブデータに記録される。1周目では主人公と妹ヨナが並んでいる風景だったが、Bエンディングでは、最後に倒した魔王とその妹ヨナが並んでいる風景へと変わった。そして、死んだと思われていたエミールも、頭だけとなって生きていることも示されていた。

 

 

 

 

③3周目に向けて

3周目では、武器を全て集めることでCエンディングへの選択肢が出るようになることが、Bエンディングの後明示された。2周目でクエストはほぼクリアしたため、クエスト報酬の武器はコンプしており、武器屋の武器を全て購入すればコンプできると思われる。

 

 

 

④その他

2周目ではエクストラダンジョンである「15 Nightmares」が解放され、強敵と戦うことができる。レベルは30あれば十分だろう。武器強化に必要な「鷲の卵」などレアアイテムを入手することができるため、ぜひチャレンジするべきだ。クリアすると、コスチュームなども入手することができる。

 

 

 

 

~最後に~

2周目は、レベルや武器が強いこともあり、戦闘はサクサクであった。個人的には2周目は難易度を上げてプレイするのもいいのではと思う。3周目以降はダレてくるところもあるため、ノーマルでプレイしようと思う。クリアでき次第、このブログを更新する予定。

 

 

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(1周目)ゲーム「NieR Replicant ver.1.22474487139...」を語る(ネタバレ注意)

~はじめに~

本日ご紹介するのは、前回予告していた「NieR Replicant ver.1.22474487139...」。2010年に発売された第一作「NieR Replicant」のバージョンアップ作品である。2021年4月22日に発売されたこの作品を、とりあえず難易度Normalで1周目クリアしたため、その感想を述べようと思う。

 

 

            

 

 

 

 

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①ストーリーに関して

1周目だけの感想としては、良い意味で王道RPGといった感じだ。スクエアエニックスRPGを多くプレイしている方なら何の抵抗もなく進められるストーリーと言えるだろう。ただし、1周目をクリアした段階では、まだまだ回収されていない伏線も多く見られ、これらは2周目、3周目とクリアしていくことで明らかになっていくのであろう。

 

 

 

 

②戦闘に関して

武器として、大剣、槍、剣?を選択可能。筆者は前半は剣、後半は槍を多用していた。戦闘自体の難易度は高く無く、RPGを遊んできた方なら特段レベル上げなどしなくとも、ストーリー中の敵は問題なく倒せるレベル。武器攻撃と魔法を組み合わせて戦うスタイルは慣れていないと難しいかもしれない。このスタイルは「ウィッチャー3」と近いように筆者は感じた。武器の扱い方や体術面はPS2で発売されていた「鋼の錬金術師 翔べない天使」などと近く、魔法感覚は「FINAL FANTASY XIII」などのATBバトルシステムに近い物を感じた。総じて、歴代のスクエニの名作RPGの良いところが組み合わさった、秀逸なバトルシステムだったと言える。

 

 

 

 

③サブストーリー、やりこみについて

今回はクリアを優先してプレイしたためあまりサブの部分はやり込めていないが、「エス」がサブ要素の1つとしてあげられる。クエストは町の住民などから受ける依頼などで、クリアすることでお金やアイテムを入手することができる。ストーリーに関わるメインクエストと別に、本編とは関係ない多数のサブクエストが用意されており、難しい物から簡単な物まで多種多様である。このシステムは、別記事で紹介している「スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness-」とほぼ同じである。クエスト報酬は様々だが、筆者がクリアしたクエスト報酬を見た感じ、その報酬は多い方で、お金面だけで言うと、いくつかクエストをクリアするだけで本編クリアには全く支障が無い程度のお金を稼ぐことができた。それぞれのクエストにそれぞれのストーリーがあっておもしろいため、時間に余裕がある方はぜひサブクエストもクリアしていただきたい。

 

 

 

 

 

④その他の要素

・本作ではメインキャラはもちろん、村人全てがフルボイスとなっており、素晴らしいクオリティだと感じた。

を使って作物や花を育てることができるが、成長が遅く(成長を早くするアイテムを使っても)、普通にメインストーリーを進めているだけではあまり楽しめなかった。

・フィールド移動や街間の移動は、はじめは走っての移動で大変だが、サブクエストをクリアしたり、ストーリーを進めると、猪に乗ったりや水路を船で移動することがで き、ゲーム後半で移動が大変にならないように工夫されていた(スターオーシャン セカンドストーリーなどのバーニィーに近い感覚だ)。

 

 

 

 

 

~最後に~

1周目をクリアした段階で、新たに「カイネ編」をプレイすることが可能になったり、本バージョンアップ版の特典である「ニーアオートマタ」のコスチューム・BGMなどが設定できるようになった。おそらく2周目では、1周目では明らかになっていなかった部分が明らかになると思われ、楽しみだ。1周目で、メインストーリー中に数回選択肢が表れ、1周目は王道と思われる選択肢を選んだが、他の選択肢を選んだ場合どうなるのか、新たに表れる選択肢があるかなども楽しみなところである。2周目は1周目ほど急いでクリアするつもりはないため、更新は先になると思われるが、クリアでき次第、ブログでご紹介する。

 

 

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(予告)ゲーム「NieR Replicant ver.1.22474487139...」を語る

~はじめに~

NieR Replicant ver.1.22474487139...」は全世界で大ヒットしているスクエニの「ニーアシリーズ」の2010年に発売された第一作「NieR Replicant」のバージョンアップ作品(リメイクではない)。ニーアシリーズは2021年2月にもスマホで最新作となる「NieR Re[in]carnation」が配信開始となるなど、今まさに盛り上がっているゲームである。著者はシリーズ未体験だが、発売当時、多くの話題を呼んだこの作品から始めてみようと思う。2021年4月22日発売予定。1周クリアする毎に更新予定。

 

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<公式サイト>

www.jp.square-enix.com

ゲーム「スターウォーズエピソード1 ファントム・メナス」を語る

~はじめに~

本日ご紹介する「スターウォーズエピソード1 ファントム・メナス」(以下、SW1)は1999年に発売された、PC・PS用ゲームである。現在の環境ではプレイできない場合も多いが、名作だった思い出があるため、簡単にご紹介する(一部記憶があいまいなので、事実と異なる可能性があります)。

 

 

          

 

 

 

 

◯SW1の魅力

 

①映画のストーリーを忠実に再現したストーリー

 本作は、多くの方が御覧になっているであろう、スターウォーズエピソード1にのストーリーに沿って物語が進行する。プライヤーはスターウォーズの登場人物の誰かとして、敵を倒したり・見方を救出したりする。映画で出てきた名シーンを自分でコントロールすることも可能であるし、映画では語られていない、裏で活躍する人々の雄志を体験することもできる。スターウォーズファンであればぜひ一度は体験してみたいゲームである。個人的には、パドメの護衛であるキャプテン・パナカを操作してのチャプターが一番おもしろかった(映画ではほとんどその活躍は見られない)。

 

 

②難解な操作・アクション

 本作は、ゲームが苦手な人には中々に困難なギミックや戦闘が多く存在する。例えば、フォースを使って遠くのスイッチを起動させたり、ロープを渡って敵地に侵入したりする。また、ジェダイは映画では基本ライトセイバーで戦うが、ゲーム中ではブラスターロケット砲爆弾など様々な武器を駆使して戦う必要がある(むしろライトセイバーはあまり使わないかも)。多くのステージは、一度で簡単にクリアできないような難易度になっており、何度も倒れてリスタートを繰り返してやっとクリアできる難易度である。また、個人的には、ドロイデカ(転がって移動し、攻撃時はシールドを張る強敵)を複数相手取りながら、ロケットランチャー的な物でなんとか倒していた記憶が印象的だ。

ドロイデカ|スター・ウォーズ公式

 

 

 

 

 

 

~最後に~

 短めにご紹介したが、このゲームの印象は「スターウォーズファンなら一度はやってみたいが、ゲーム好きしかクリアできず、ゲーム好きでもスターウォーズファンでないと最後までクリアできないような難解ゲーム」である。私もクリアまでにかなり時間が掛かった物出があるが、かなり楽しませて貰った。また、この派生ゲームである「Star Wars Epidode Ⅰ:Racer」もレースゲームとしてかなり完成度が高いゲームとなっている。レースゲームが好きな方は一度ぜひお試しあれ。

 

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ゲーム「エイジオブエンパイアシリーズ」を語る

~はじめに~

今回ご紹介するのは、「エイジオブエンパイア」、通称AoEマイクロソフトが販売しているリアルタイムストラテジーゲームだ。PCゲームをする一の中では知名度が高く、その高いクオリティで根強い人気がある。今回は主にシリーズ2作目の「エイジオブエンパイア」について、語っていきたい。

 

 

            

 

 

 

 

 

 

 

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エイジオブエンパイアシリーズ一覧

 

エイジオブエンパイア(1997)

エイジオブエンパイアⅡ:エイジオブキング(1999)

エイジオブエンパイア(2005)

エイジオブエンパイア(2021年秋発売予定)

*その他、各種拡張版やリメイク、外伝作品あり

 

 

 

 

エイジオブエンパイアの概要・魅力~

AoE人類の歴史に沿ったアイテムやキャラクターを駆使しながら、資源を集め、町や軍隊を育成し、時には単独で、時には同盟を結んだチームと協力して敵を攻略するゲームである。歴史に残る戦争の中の登場人物を演じることもできるし、歴史とは全く関係ない敵チームとのバトルを楽しむこともできる。このように説明すると、今スマホゲームにあふれているリアルストラテジーゲームと似ていると感じるかもしれないが(むしろAoEが先駆けでスマホゲームはその類似品なのだが)、AoEには他では見られない魅力があふれている。

 

 

 

 

 

 

①歴史に忠実なアイテム・キャラクター

AoEの特徴はなんと言っても歴史ゲームであるという点だ。部隊となる時代は作品によって異なるが、例えばAoEⅡでは中世の覇権争いが舞台となっているし、AoEⅢでは大航海時代の新大陸開発が舞台となっている。プレーヤーはその時代に名をはせた数々の文明・国の中から1つを選択し、資源を貯め、町や軍隊を作り、時代を進化させて様々なテクノロジーを研究することで、その文明を発展させながら敵の攻略を目指すのだが、国によって使える兵器が違ったり、キャラクター(本作ではユニットと呼ぶ)も全く異なってくる。これら各文明で使える兵器・ユニットは実際に当時その国で使われていたものであり、その国の特徴を良く表している。歴史が好きな人はきっとその魅力に惹かれるだろうし、知らない人は勉強になるかもしれない。また、実際にはどこかの国が覇権争いを制したのだが、どの国を選んでも戦略次第では勝てるようにパワーバランスが調整されており、プレーヤーの腕次第で歴史に無いような下克上を演じることも可能だ。

 

②高い戦略性

AoEには剣士・槍兵・銃兵・砲兵・騎馬兵・攻城兵器・海軍など様々なユニットが登場する。それらの種類の数は膨大であり、実際に歴史の中で使われてきたものだ。実際にはこれらでどれが優れているかは決まっているだろうが、そこはゲーム、うまい具合にバランスが調整されている。中でも「すくみ制」はとても良い。例えば歩兵騎兵には弱いが攻城兵器などには強く、また騎兵槍兵に弱い、弓兵歩兵に強いなどである。この制度があるため、敵のユニットの種類に合わせて適切なユニットをぶつけることで、たとえ数の上で圧倒的に劣っていても、相手を殲滅することが可能となる。いかに相手の情報を知り、適切なユニットを育成してぶつけるかが重要となる。また、「射程」も重要である。弓兵や銃兵、投石機や見張り台、城など遠距離攻撃が可能なユニットには射程がそれぞれ設定されている。射程が長ければ、相手の攻撃が届かない射程外から攻撃を仕掛けることができ圧倒的有利となる。射程が長い弓兵をたくさん揃えれば、歩兵や騎馬兵が近づく前に殲滅することも可能だ。まだまだ語り尽くせないが、このようにAoEではただ歴史に忠実なだけではない、ゲーム性のあるルールが用意されているため、かなり戦略性が求められるゲームとなっている。

 

③同盟

AoEには「同盟制度」が存在する。実際の歴史の中でも各国々は、利害の一致する周辺諸国と軍事的同盟を締結し、強敵に対抗してきた。AoEでも同盟を組んで戦うことができ、資源を分けて貰ったり、交易をしたり、波状攻撃を仕掛けたりすることで、単独よりも圧倒的に有利に戦闘を進めることができる。むろん、敵も同盟を結ぶことができ、同盟軍が一気に攻めてきたときなどは冷や汗が出る。相手の同盟の中でも強弱が存在するため、比較的弱い方からつぶすのが定石だが、そちらを攻撃していると敵の同盟軍が救援にきて全滅、などということも少なくない。また、同盟内で交易をすることで、重要な資源であるを無尽蔵に増やすことができる。金を使わなくとも軍事ユニットは作成できるが、金を使うとより強い軍事ユニットを作ることができるため、金の保有量は戦局を大きく左右する。このように互いに同盟を組むことで、戦略を一気に広げることができる。

 

④研究

 AoEではユニットや建物を作成できるだけでなく、「研究」を行うことでそれらの性能をパワーアップさせることができる。例えば軍事ユニットであれば、HPや攻撃力、防御力、弓兵の射程などを何段階にもアップさせることができ、建物(例えば見張り台)であればHPや攻撃力、射程をアップさせられることはもちろん、大砲が撃てる砲台を建造できるようになったりする。これら研究によるアップグレードの有無は、軍事ユニットや建物の性能を大きく変化させるため、研究の前後ではもはや別の物と言っても過言ではなく、研究の有無が戦局を大きく左右する。もちろん研究は金を始め貴重な資源を大量に消費するため、無駄な研究は避け、必要な物を選択して研究していくという戦略性も必要となり、このゲームの魅力を更にアップさせている。

 

⑤チートコード

AoEではチートコードと呼ばれる物が存在し、それによりゲームバランスを大きく変えることができる。ゲーム中いつでも、エンターキーを押して特定のコードを入力するだけで町の建設や軍隊の作成に必要な資源を一瞬で得られたり、強力なユニットを出現させたりできる。チートと聞くといかさまで良くないことのように思われるが、適切に用いることでゲーム性を高めたり、難易度やゲームスピードを調整できたりする。おすすめは「aegis」というコードだ。ゲーム内では通常、資源の収集や建物の建設、研究、軍事ユニットの育成に所定の時間が掛かるのだが、このコードはそれらを全て0にする。つまり、資源さえあれば一瞬で建物を建てたり、軍隊を作成したりできるのだ。ただしこの効果は敵味方問わず全てのプレーヤーに適用されるため、敵が強くなることもお忘れ無く。このコードにより、ゲームのスピード感が増し、大軍vs大軍の連続など通常では中々見られない戦闘を楽しむことができる。普通のプレイになれてきたらぜひお試しあれ。

 

 

~最後に~

今回、AoEのついてご紹介してきたが、今回ご紹介した魅力はごくごくわずかである。実際にプレイしてみるともっともっと魅力を発見できることだろう。最初はおそらく独特なシステムもあって中々うまくいかないだろうが、徐々にやり方を身に付け、強敵を打ち倒したときの快感は一入だ。ぜひ、挫けずに、勝利までプレイを続けていただきたい。

 

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ゲーム「ヴァルキリープロファイルシリーズ」を語る

~はじめに~

今回ご紹介するのは「ヴァルキリープロファイル」、通称VPトライエースが開発し、これまでに4タイトルが発売されている。知名度は比較的低いが、特にシリーズ最初の作品である、「ヴァルキリープロファイル」は根強い人気がある。今回はそんなVPの魅力について語っていきたい。

 

 

            

 

 

 

 

 

 

 

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ヴァルキリープロファイルシリーズ一覧

 

ヴァルキリープロファイル(1999): PS

 ヴァルキリープロファイル-レナス-(2006): PSP

 ヴァルキリープロファイル-レナス-(2018): iOS, Android

 

ヴァルキリープロファイル-シルメリア-(2006): PS2

 

ヴァルキリープロファイル 咎を背負う者(2008): DS

 

ヴァルキリープロファイル-ジ・オリジン-(2016): iOS, Android

 

 

 

 

 

~VPシリーズの概要~

北欧神話の世界。神開では戦争が繰り広げられ、その戦力として人間の勇者の魂が必要とされていた。人間界で勇者の選定を任されたのが、運命の3女神、アーリィレナスシルメリアであった。彼女たちは3人の内一人のみが覚醒し、ヴァルキリーとして下界ミッドランドに降り立ち、勇者の選定を行うのであった。しかしそこには様々な、神々による、そして人間による陰謀・秘密が存在しており、ヴァルキリー達はそれに翻弄されながら、自らの運命を切り拓いていくのである。本作は、そんなヴァルキリーと、ヴァルキリーによって選定された人間の物語である。

 

 

 

 

 

 

 

~VPの魅力~

 

①みんな大好き北欧神話

VPの世界観は、正に北欧神話そのものである。ところどころ脚色や変更は加えられているが、概ね北欧神話をベースにしている。日本人はなぜか北欧神話が大好きで、ゲームや映画などに頻繁に出てくる。北欧神話好きはもちろんVPを大いに楽しめるだろうし、あまり興味がない人も、VPをきっかけに北欧神話について学んでみたくもなるだろう。

 

②濃厚なストーリー

VPシリーズ全てに共通しているのは、このゲームが神々や人間の「運命・人生」をテーマにしていることである。出会う仲間一人一人、敵一人一人に物語があり、その多くは辛く苦しい経験も多い。運命に翻弄されながらも懸命に自分の人生を生きる人々・神々の濃厚なストーリーを余すことなく楽しんでいただきたい。また、クリア後のダンジョンではシルメリア以降様々なネタも用意されているため、シリアスな本編で疲れた心も癒してくれることでしょう。

 

③爽快なアクション・難解なダンジョン

戦闘システムは各シリーズで異なるが、いずれも、物理攻撃・魔法攻撃・必殺技を交えながら相手を倒していく爽快な王道戦闘スタイルを採用している。また、レベルが上がるにつれて強力なスキルも覚えられるようになり、それらが攻略の鍵となる。戦闘の難易度は通常のRPG並みだと思われるが、ダンジョンの難易度はおそらく難しい部類に入るだろう。様々な謎解きやフィールドアクションを駆使しながらダンジョンをクリアしていく必要があり、フィールドアクションが苦手な方は苦戦するかもしれないが、それらが大好きなプレイヤーにとってはうれしい限りである。特に、クリア後のダンジョンは敵の強さもダンジョンの難易度も(ネタの多さも)跳ね上がっており、本編だけでは満足できなかったプレイヤーも満足させてくれるだろう。個人的には本編は重厚なストーリーを楽しみ、クリア後は難解なダンジョンを楽しむといった印象だ。

 

④多様で濃厚な登場人物

本作の登場人物には、運命の3女神はもちろん、数多くの人間の勇者達がいる。それぞれに濃厚なストーリーが用意されており、それらがからみあって一つの物語を形成している。その中でも特にキャラが濃いのが「レザード・ヴァレス」。CVは子安武人。シリーズの多くで登場し、重要な役割を果たす変態・・・、もとい天才魔術師であり、常人ではあり得ない発想・能力によって物語はプレイヤーの予想できない方向へと進んでいく。ぜひ彼から目を離さないように(まあいやでも目に入ってくるが)していただきたい。レザード以外の登場人物もそれぞれ魅力を持っているので、気に入ったキャラに感情移入してプレイするのもお勧めだ(ただしレザードには感情移入できないと思いますが)。

 

 

 

 

 

 

~最後に~

今回はVPシリーズの魅力についてご紹介した。「レナス」と「ジ・オリジン」以外は環境的に現在プレイしにくいのが残念だが、まずは「レナス」をプレイしていただき、その魅力を感じていただきたい。できれば「シルメリア」も併せてプレイしていただきたいところだが、今後の移植に期待したい。また、続編にて長女でありながら主人公を妹2人に奪われているアーリィが報われる日を、願ってやまない。

 

 

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ゲーム「エンド オブ エタニティ」を語る

~はじめに~

本日ご紹介する「エンド オブ エタニティ」、通称EoEトライエースが開発し、2010年にセガから発売されたゲームである。他に類を見ない戦闘システムの導入により話題となったのだが、慣れない難しさからか、あまりヒットしなかった。しかし、改めてやり直すとそのシステムやストーリーには心引かれるものがあり、2018年にはPS4リマスター版が発売するなど根強い人気もある。本日はそんなEoEの魅力について語っていく。

 

 

            

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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~あらすじ~

荒廃した世界で、人類はバーゼルと呼ばれる巨大な環境浄化装置内での暮らしを余儀なくされていた。人類はバーゼルに寄り添い、そして運命を支配されながら細々と暮らしていた。その中で生きる、運命に抗う少年「ゼファー」、運命を克服する女「リーンベル」、運命を受け入れた男「ヴァシュロン」の物語である。

 

~EoEの魅力~

 

①濃厚でシリアスな世界観・ストーリー

EoEをプレイしてまず思うのが、何て濃厚なストーリーなんだという点だ。主人公3人達はそれぞれ熾烈な過去を持っており、バーゼルにより決められる「運命」に翻弄されてきた。そんな3人の過去を紐解きながら、運命とは何か、自分はどうするべきなのかを考えさせられる内容となっている。ストーリー全体としては重く、悲しい物語となっているため、好まない人もいるかもしれないが、自分の人生について考えさせられる深いストーリーとなっている。

 

②シリアスを切り裂く豊富なギャグシーン

前の項で述べたとおり、ストーリー全体としてEoEはシリアスで暗い物語である。しかし、プレイしてみると随所にギャグ要素がちりばめられており、全く暗さを感じられず、主人公達が過酷な過去・運命を抱えているという事すら時に忘れさせられてしまう。詳細はネタバレになってしまうため割愛させていただくが、3人のコントのようなやり取りをぜひご堪能あれ。

 

③他に類を見ないクールな戦闘システム

イントロでもお話ししたとおり、EoE最大の魅力が戦闘である。銃撃多重奏RPGと銘打たれているように、銃による攻撃を主体とした、トライ・バトル・アタック方式の戦闘である。銃によるバトルと聞くと、照準を合わせたり特殊な操作が必要なイメージで、筆者もそういった操作は苦手で取っつきにくいイメージである。しかし心配ご無用。EoEの銃撃戦は、誰でも簡単にカッコイイプレイができるようになっている。ボタン一つで戦場を飛び回り、銃を乱射することができる。ただし、イントロで述べたプレイヤーを困らせた難解なシステムとして、「クラッチダメージ」と「ダイレクトダメージ」の2種類にダメージが分かれていると言うことが挙げられる。マシンガンを使った攻撃はスクラッチダメージといい、相手の体力を大幅に削るが確定ダメージとはならない。マシンガンでスクラッチダメージを蓄積した後に、ハンドガンなどでダイレクトダメージを与えて初めてスクラッチダメージが確定ダメージとなる。ダイレクトダメージを与えずに放置しておくと、敵はクラッチダメージを自動回復してしまう。また、スクラッチダメージ与えずにいきなりダイレクトダメージを与えることも可能だが、その場合は敵に大きなダメージを与えることはできない。つまり基本的には、マシンガンによるスクラッチダメージ⇒マシンガンによるダイレクトダメージを交互に繰り返すことで敵を倒せる。以上のようなシステムがあるため、始めた当初は中々敵が倒せなかったりして、早々に諦めてしまうプレイヤーも多かったらしい。しかし、いったん慣れてしまえばそう難しいこともなく、爽快でクールな戦闘を楽しむことができる。

 余談だが、戦場を飛び回る性質上、リーンベルの服をズボンタイプからスカートタイプに変更すると、戦闘中はパンチラ(パンモロ?)の嵐となり、それ故EoEは時折パンツゲーとも呼ばれている。ただ、序盤ではスカートを装備できないようになっているので、見たい方はストーリーを中盤まで進める必要がある。きっとその頃にはあなたはEoEの虜になっていることだろう。

 

 

 

 

 

~最後に~

EoEは、濃厚なストーリー・ギャグ要素・戦闘システムの3拍子が揃った素晴らしいゲームである。しかし、戦闘の難解さ故序盤で止めてしまうプレイヤーが多いのも事実。ぜひ、諦めずに最後までプレイしていただきたい。きっと素晴らしいゲームに出会えて良かったと思っていただけるだろう。

 

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ゲーム「スターオーシャンシリーズ」を語る

~はじめに~

 本日ご紹介する「スターオーシャンシリーズ」。日本に星の数ほど存在するRPGの中でファイナルファンタジードラゴンクエストキングダムハーツに並ぶ名作だと私は思う。しかしながら前述の3つのゲームと比較して、圧倒的に人気が無く、知名度が低いのもまた事実。そこで本日はスターオーシャンについて知っていただきそのファンを少しでも増やしたいと思う。

 

 

                

 

 

 

 

 

 

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スターオーシャンシリーズ一覧

<ゲーム>

1)

スターオーシャン(1996): SFC

スターオーシャン1 First Departure(2007): PSP

スターオーシャン1 First Departure R(2019) PS4, Switch 

 

2)

スターオーシャン セカンドストーリー(1998): PS

スターオーシャン2 Second Evolution(2008): PSP

スターオーシャン2 Second Evolution(2015): PS3, PS4, PS Vita

 

3)

スターオーシャン ブルースフィア(2001): GB

 

4)

スターオーシャン Till the End of Time(2003): PS2

スターオーシャン Till the End of Time ディレクターズカット(2004): PS2

スターオーシャン Till the End of Time ディレクターズカット(2017): PS4

 

5)

スターオーシャン4-THE LAST HOPE-(2009): XB360

スターオーシャン4-THE LAST HOPE- INTERNATIONAL(2009): PS3

スターオーシャン4-THE LAST HOPE- 4K&Full HD Remaster (2017): PS4, Win 

6)

スターオーシャン5-Integrity and Faithlessness-(2016): PS3, PS4

 

7)

スターオーシャンアナムネシス(2016): iOS, Android

 

<アニメ>

スターオーシャンEX(2001)

 

<マンガ>

・1)~4)のマンガ、4コママンガ、小説などあり

 

 

 

 

 

 

スターオーシャンシリーズの魅力

 スターオーシャンシリーズでは多くの特徴的なシステムが導入されており、シリーズを通して受け継がれているものもある。ここではそれらシステムやストーリーの魅力について語っていく。

 

①SF×ファンタジー

 まず特徴的なのが、魔法などが出てくるファンタジーの世界観でありながら、様々な科学技術や法則などが登場する点だ。魔法は「紋章術」などと呼ばれる名称で登場し、全てのシリーズで登場する。回復魔法から攻撃魔法、補助魔法など一般的なファンタジーRPGと同様である。SF要素については基本的には現在より未来の話なので、ワープシールドなど現在存在しないものも多いが、ハイゼンベルグ不確定性原理など中2心をくすぐる様な単語も頻繁に登場する。これらの難解な用語をプレイヤーが理解するために設けられたシステムが「辞書」である。特にスターオーシャン Till the End of Time ディレクターズカット(以下、SO3)では、非常に詳しく単語の解説が成されており、ゲームの内容と全く関係の無いものまで事細かに説明してあるため、辞書を読むだけでも数時間楽しめるだろう。

 

②多彩なオマケ要素・クリア後のお楽しみ

 前述の「辞書」もそうだが、とにかく本編以外の部分に対する作り込みが半端ではない。例えばSO3では町の民家の本棚に置いてある本がスターオーシャン過去作の内容に触れる内容であったり、他作品のオマージュとして某有名ゲームのセリフやアイテムが町中に置いてあったりする。またそれらのアイテムはストーリーを進める毎に更新されるため、何度も楽しむことができる。また、クリア後のエクストラダンジョンの凝りようも異常で、本編クリアの倍以上の時間をかけてもクリアできないものも登場する。それだけ長いと飽きてしまいそうだが、そこは飽きさせないネタの数々とパズル要素のレベルが素晴らしい。また、バトルコレクションという戦闘で特定の条件を達成すると得られコレクションがあるシリーズもあり、ボスをノーダメージで倒したり、制限時間以内に倒すなどクリア後のやりこみ要素には事欠かないスターオーシャンシリーズをプレイされる際は、ぜひ本編だけでなく、細かなオマケ要素やクリア後のやりこみ要素をお楽しみ頂きたい。

 

③プライベートアクション

 プライベートアクション(以下、PA)とは、待ちなどで仲間たちがどのような行動をし、どんなことを思っているかなどをショートイベント方式で楽しめるスターオーシャンの特徴的なシステムだ。PAを見ることで、キャラクターの知られざる一面が見られたり、キャラ同士の恋愛事情なども楽しめ、場合によっては選択肢により、会話の流れを誘導し、特定のキャラの好感度を上げたり下げたりできる。シリーズによってはそれによってエンディングの内容が変化し、数十種類ものエンディングが見られるという凝りだ。PAの内容はストーリーの進行具合や仲間にしたキャラの構成によっても変化し、全て見るためには本編を何周もしなくてはならない。しかしその価値はあるだろう。

 

④アイテムクリエーション

 アイテムクリエーションとは、文字通り素材から特定のアイテムを創り出すシステムだ。武器や防具はもちろん、薬や料理、装飾品など様々なアイテムを作製できる。これだけ聞くとオマケ要素のようだが侮るなかれ。特殊な組合せによってはゲームバランスを崩壊させるほど強力な武器を創り出すこともできる。また、前述のクリア後のエクストラダンジョン攻略には、クリア後に手に入るアイテムを使ってアイテムクリエーションで創る強い武器や防具が必須であり、うまい具合にゲームバランスを調整している。創れるアイテムの数は膨大で、コンプリートしようとすると素材集めも含めてかなりの時間が掛かるためやりこみ要素としても役立つだろう。

 

⑤爽快な戦闘

 RPGにおいて戦闘は重要な要素だ。これ一つでゲーム全体を楽しめるかどうかが決まることもある。スターオーシャンシリーズでは、リアルタイムバトルを採用しており、刻一刻と変化する戦況に合わせてキャラを操作していく。スターオーシャンシリーズの中でも戦闘システムは変化してきたが、評判が高いのがSO3で導入されたキャンセルボーナス3すくみ制だ。キャンセルボーナスとは前に出した技に続けてタイミング良く技を出すことで技の威力を上げることができるシステムである。これにより戦闘のスピード感が増し、サクサク戦闘を進めることができる。3すくみ制とはじゃんけんのような物で、小攻撃大攻撃を妨害できるがプロテクトという障壁に阻まれ、大攻撃はモーションが大きく小攻撃に妨害されるがプロテクトを破壊できるという物だ。これにより戦闘の戦術性がアップし、ボス攻略の重要ポイントとなる場合もある。これらのシステムにより、スピーディーな戦闘でありながら、単調でなくスリルあふれる戦闘を楽しむことができる。更に、シリーズを通して桜庭統の素晴らしい音楽が戦闘を盛立てる。

 

⑥ひとつなぎの壮大な宇宙歴

 スターオーシャンシリーズでは、「宇宙歴」と呼ばれる暦を共通の時間軸として持っており、いずれかの宇宙歴における重要な出来事に関わった者達の物語として各シリーズが展開する。新しいシリーズが必ずしも新しい宇宙歴の話というわけではなく、前作より過去の話であったり、未来の話であったりする。共通の歴史の一部なので、過去作の物語が伝説として受け継がれていたり、過去作の子孫出身惑星が登場したり、過去作で登場した技術が誕生する瞬間を見られたりと、シリーズをプレイすればするほど各シリーズ同士の繋がりが明らかとなっていき、壮大な一つの宇宙歴が徐々に解き明かされていくのである。過去作をプレイした者にしか分からないような遊び心あふれる演出もあったりするので、ぜひ全てのシリーズをプレイしていただきたい。

 

 

 

 

~最後に~

 長々と述べてきたが、まだまだスターオースシャンシリーズの魅力を語り切れていないと思う。機会があればより詳しくご紹介したい。いきなり購入するのはハードルが高いかもしれないので、この記事を読んで興味を持たれた方は、下記URLよりプレイ動画を一度御覧になっていただければ、本編のシナリオやシステムは理解いただけると思う。動画を見た後でも、本編のストーリーが複数通りあったり、クリア後のお楽しみも満載なのでぜひ実際にプレイしていただきたい。

 

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 <スターオーシャンシリーズ公式サイト>

www.jp.square-enix.com

 

スターオーシャンシリーズ  プレイ動画>

スターオーシャン

www.youtube.com

 

スターオーシャン セカンドストーリー

www.youtube.com

スターオーシャン Till the End of Time ディレクターズカット

www.youtube.com