50記事記念:おすすめ推理小説・ゲームベスト5/やって来た感想
~はじめに~
本日は、記念すべき50記事目という事で、これまでご紹介してきた推理小説・ゲームの中から現時点でのベスト5のご紹介と、ここまでブログをやって来た感想を述べようと思う。
~おすすめ推理小説ベスト5~
①西澤保彦著「人格転移の殺人」
西澤氏の作品で初めて読んだ作品。一般的な本格ミステリばかり読んでいた私が初めてSF推理小説に出会い、推理小説の概念を覆されたため強く印象に残っている。この作品を読んで以降、他のSF推理小説や特殊設定ものを好んで読むようになった。特殊な設定を設けるだけでなく、その設定ならではの展開と理解しやすいラストが秀逸。
②綾辻行人著「黒猫館の殺人」
綾辻氏の「十角館の殺人」から推理小説を読み始め、館シリーズは全て読んできた私が最も衝撃を受けた作品。館シリーズ恒例のトリックなどを念頭に置いて読んでいたにもかかわらず、まんまと騙されラストで驚愕し最初から読み直した。これを読んで以降どんでん返しものが好きになった。細部までこだわり抜いた文章と読者に対してあくまでフェアな記述がすばらしい。
③相沢沙呼著「medium 霊媒探偵城塚翡翠」
最近読んで一番感銘を受けた作品。特殊設定ものが好きで色々読んできたが、本作が最も特殊設定をうまく生かしていると感じた。終盤の怒濤の展開は仰天必須で、世界がひっくり返る。解法が複数ある点なども含めて推理小説の進化を感じさせてくれた作品。
④島田荘司著「ロシア幽霊軍艦事件」
御手洗潔シリーズの中で最も感傷的な気分にさせてくれた作品。世界を舞台としたスケール感の大きさや歴史に挑戦する壮大さに感銘を受けた。推理に無駄がなく、美しく解かれていく歴史上の謎はあたかも事実のようで、歴史小説を読んでいるような気分にもさせてくれる。
⑤歌野晶午著「密室殺人ゲーム 王手飛車取り」
ゲーム感覚で殺人を推理していく魅力を教えてくれた作品。一人が犯した殺人を複数人でゲーム感覚で推理していく内容で、みんなで答えを出していく楽しみのような感覚を味わった。また、ゲームだからこそ成立するようなトリックなどもあり、設定をうまく生かした作品。実際こんなことが行われたらと思うとゾッとするが、娯楽本としては非常に楽しめた。
~おすすめゲームベスト5~
①「スターオーシャン3 Till the End of Time ディレクターズカット」
最も長時間プレイしてなお飽きない作品。スターオーシャンシリーズ中で最も賛否が分かれるストーリーとなっているが、どんでん返し系の推理小説やSFが好きな私にとっては非常に好みな展開。また、やりこみ要素やクリア後のエクストラダンジョン、細部の作り込みが半端ではなく、クリエーターの熱意(遊び心?)を強く感じる作品。
②「 エイジオブエンパイア」
PCゲームとして最もはまった作品。実際の歴史の登場した文明や兵器を使って敵を攻撃することができ、勉強になる。また、どのように敵を攻略するのかはプレイヤー次第で、非常に自由度が高く、何度やっても飽きの来ない作品となっている。今や数多くあるリアルタイムストラテジーゲームの根幹を作った作品である。
③「ヴァルキリープロファイル」
フィールドアクションの魅力を知った作品。様々なRPGをやって来て戦闘やストーリーで魅力的な作品も多いが、本作はそれに加えて難易度の高い多種多様なフィールドアクションが魅力の一つ。うまくできないとイライラすることもあるが、意地でもクリアしたくなる魅力がある。ゲームがプレイヤーに優しくなってきた昨今では見られない難易度を味わえる作品。
④「エンドオブエタニティ」
シリアスさとコメディ要素を併せ持つ作品。メインストーリーはかなりシリアスな内容にもかかわらず、それを感じさせないほどコメディ要素が各所にちりばめられており、最初から最後まで楽しくプレイできる。戦闘も他では見られない爽快なアクションを楽しむことができ、バランスの良い作品となっている。
⑤「NieR Replicant ver.1.22474487139...」
周回プレイを飽きずに楽しめる作品。一周クリアしただけではもやもやした感じが残り伏線も回収されないが、何度も周回プレイをすることで隠された真実が明らかになっていく。1回クリアしたらそれで終了というゲームも多い中、何度もプレイヤーを楽しませてくれる。コンシューマーゲームにはこういったプレイヤーを何度でも長時間楽しませるような工夫が必要だと感じさせてくれる。
上記ランキングは、あくまで現時点の物であり、今後これらを超える感動を与えてくれる推理小説・ゲームに出会えることを切に願っている。
~ここまでブログをやって来た感想~
当初は、これまで読んできた小説やプレイしてきたゲームを忘れないための備忘録として始めたブログだったが、ありがたいことに徐々に読んでくれる方も増えて、もっとうまく書きたいと思うようになった。ページ内のレイアウトやリンクも他の方を参考に少しずつ改良を加え、現在の形となっているが、今後も更に改良を加えていきたい。
更新頻度は他の方に比べるとかなり低いが、続けることが大事だと思っているので無理のないペースで今後も続けていきたい。とりあえず次は100記事達成を目指し、ゆっくり地道に頑張っていく。
他の方の記事を読むと自分がこれまで出会ってこなかった作品を知るきっかけになるため、このブログも誰かにとってそういった存在になれるよう努力していきたい。